こんにちは、あすなろ訪問看護ステーションスタッフです。
本日はリハビリでの自主練習について考えてみたいと思います。
というのも訪問看護ステーションに勤めていますと、自主練習を教えてくださいといわれることが多いのです。こちらも依頼されると、「よし、張り切って作るぞ!」なんて思っちゃうのですが、張り切って作ったは良いものの、専門的で難しいだったり、なかなかやるきがおきなくてー・・・となったりすることが多いです。
そのため、最近はひとつに絞って提供することが多く、リハビリの時間もこれだけは必ず行なうものがあります。
それは【椅子からの立ち上がり練習】です。
そんなことですか?といわれることが多いのですが、立ち上がり練習は非常に効果的です。なぜならば、立ち上がりに使用する筋肉は多く、大殿筋(お尻)や大腿四頭筋(膝)、前脛骨筋(脛前面)など効果的に鍛えることが出来ます。疾患にも応じて他の練習もいれることがありますが、基本的には立ち上がり練習を行なえば比較的、日常生活において安定した動作になるのではないかと思います。
老年期などの高齢者だけでなく、たとえば麻痺が生じた方への運動においても、麻痺側を練習するということも大事なのですが、立ち上がり練習という基本動作を通じて非麻痺側を強化するということも非常に大事になるのです。
では回数は何回やればいいのですかと聞かれることがあるのですが、関節リウマチや末期の癌の方など過負荷になると良くない人を除けば、多く行なうに越したことはないです。
といった形で自主練習を作成することも大事なのですが、基本に立ち返り、立ち上がりを反復して行なうことだけでも充分、むしろそっちの方が効果的なくらいになることがあるため、自主練習を考える際はひとつ助言になればと思います。
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